Heartful & Soulful

すぎもとまさと Heartful & Soulful歌詞
1.Hey! Mr.~わたしが愛した早射ちマック~

作詞:たかたかし
作曲:杉本眞人

あんたにもらった オンボロ・カーに
ドレスを四、五枚 積み込んで
夜が明けたなら ハーレム・リバー
警笛ならして 出てゆくわ

今度の相手は ブロンド娘
とびきり美人と いうじゃない
今頃きっと サリーの酒場(みせ)で
二枚目気どって 飲んでるわ

Hey Hey Hey Mr.!!
あんたは名うての早射ちマック
Hey Hey Hey Mr.!!
あんたは名うての早射ちマック
Broken Heart Broken Heart
背中を向けたら あんたに ババンバーン

あんたの帰りを 暖炉の部屋で
迎えるくらしを 夢見てた
それって酒屋で クスリを買うような
ないものねだりよね そうよねぇ

南へ下れば キャナル・ストリート
昔の仲間が 住んでるわ
ここらできちんと 働き口を
見つけてわたしは 出直すわ

Hey Hey Hey Mr.!!
あんたは名うての早射ちマック
Hey Hey Hey Mr.!!
あんたは名うての早射ちマック
Loose My Heart Loose My Heart
背中を向けたら あんたに ババンバーン
Hey Hey Hey Mr.!!
あんたは名うての早射ちマック
Hey Hey Hey Mr.!!
あんたは名うての早射ちマック
Broken Heart Broken Heart
背中を向けたら あんたに ババンバーン


2.薔薇のオルゴール

作詞:ちあき哲也
作曲:杉本眞人

やっと忘れかけた頃に
こんな風に逢いに来るひと
上目遣い 今も好きか聞くのね
やめて あたし玩具じゃない
街に いつか聴いた歌は流れ
女のもろさ また揺らすけれど…
愛には愛を 罪には罰を
今夜はじめて 憎んでる
愛には愛を 薔薇には棘を
次はあなたが 傷つけばいい

だって無神経なあなた
ひとが耐えた傷の痛さも
許すまでの 胸も思いやれない
誰があの日 裏切ったの…
むきに くれた指輪 放りすてて
女のけじめ つけてみたつもり…
愛には愛を 罪には罰を
二度とあたしを 落せない
愛には愛を 蜜には毒を
それが務めと 信じてるから

愛には愛を 薔薇には棘を
そうよ最後の 贈りものなの

あぁ 恋はひと幕…芝居は終わった


3.OSAKA RAINY BLUE ~蛸焼き橋~

作詞:喜多條忠
作曲:杉本眞人

OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE

ウチ、3時間も待ってたんやで
道頓堀川 蛸焼き橋で
噴水見つめて 待ってたんやで
ウチの事 嫌いになったんかいな
そやったら それでええけど
そやったら しょうがないけど
哀しかったんやで 涙、出て来たんやで
Wo… Wo… Wo…

ウチ、ひとりでパチンコしたんやで
フィーバー2回も ジャラジャラ出たけど
涙の方が もっと出たんやで
ウチの事 飽きてしもたんかいな
そやったら それでええけど
そやったら しょうがないけど
淋しなったんやで お酒飲みに 行ったんやで
Wo… Wo… Wo…

OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE

ウチ、もいっぺん待ってみたんやで
太左衛門橋、蛸焼き橋は
あんたによう似た 人ばっかしや
ウチの事 捨ててしまうんかいな
夢だけを 見せてくれたんか
夢やから さめてしまうんか
ウチ、アホやからね 雨まで降って 来たやんか
Wo… Wo… Wo…

OSAKA RAINY BLUE OSAKA RAINY BLUE


4.とまどいルージュ

作詞:夏海裕子
作曲:杉本眞人

何故かしら この胸はざわめく
風の音 窓をふるわす

いつからか ひとり眠る夜は
不安にさらわれ 長くてつらい

愛の火が 消えそうよ
思い過ごしならばいいけど

逢いたくて すぐに 逢いたくて
あなたの好きなルージュ 引いてみる
追いかけて こころ 追いかけて
真夜中 とまどうばかり

目を見つめ 確かめたいけれど
駄目なのよ 身動きできない

青ざめた肌が 闇に浮かぶ
バラ色ルージュのくちびる 寒い

あなただけ いればいい
ひとり置き去りにしないで

抱きしめて 強く 抱きしめて
別れの予感 Kissで 溶かして
掴まえて こころ 掴まえて
真夜中 とまどうばかり

抱きしめて 強く 抱きしめて
別れの予感 Kissで 溶かして
掴まえて こころ 掴まえて
真夜中 とまどうばかり


5.柚子

作詞:ちあき哲也
作曲:杉本眞人

まだ俺が がきの頃 越してきた家に
若い親父が植えた柚子 今年も青い実がなった…
義母(はは)譲り 柚子のジャム トーストに塗って
自信なさげに出来を訊く おまえがやけに眩しいよ…
ちびを学校に送り出し 久しぶりだね 朝の食卓(テーブル)
隣近所の噂にも なぜか胸は安らぐ
甘酸っぱい柚子の味 後ほろ苦い柚子の味
ねぇ 今 1日だって
おまえより長く生きて やる気でいるが
ねぇ もし もしもだよ
呆気なく俺が先に 逝ったとしたら…ごめんな

くり返し不始末を 仕出かした俺を
いつも土下座で詫びるとは お前が両親(おや)を宥(なだ)めたね…
父は亡く 母も亡く 人生は速い
ひとつ正しいことをした お前を女房にしたこと…
どんな幸せを捨ててたか 沸いたケトルの笛に沁みるよ
少し休めよ、コーヒーは 俺が淹れてやるから
甘酸っぱい柚子の味 後ほろ苦い柚子の味
ねぇ 今 ありがとうとか
お座なりの感謝なんか 言わずにおくが
ねぇ もし もしもだよ
償いもできず先に 逝ったとしたら…ごめんな

ねぇ 今 1日だって
おまえより長く生きて やる気でいるが
ねぇ もし もしもだよ
苦労だけくれて先に 逝ったとしたら…ごめんな
その時はごめんな…


6.風の線路(一宮浩二に捧ぐ…)

作詞:冬弓ちひろ
作曲:杉本眞人

帰りの道を 忘れるくらい
夢中で遊んだ ガキの頃
ローカル線の レールをたどり
兄貴と歩いた 遠い夏
あの日履いてた 泥んこズック
捨てちゃいないさ 胸ん中
帰ろうよ 帰ろうよ 靴紐 結びなおし
帰ろうよ 帰ろうよ もう一度
故郷の空へ続く 風の 風の線路

どうして人は 忘れてしまう
出逢ったよろこび ときめきを
見慣れたはずの おまえの笑顔
今さら思うよ きれいだと
あの日見つけた 大事な花を
守りたいんだ これからも
帰ろうよ 帰ろうよ 愛しさ言葉にして
帰ろうよ 帰ろうよ あの頃へ
昨日から明日へ続く 風の 風の線路

帰ろうよ 帰ろうよ 靴紐 結びなおし
帰ろうよ 帰ろうよ もう一度
まだ醒めぬ夢は続く 風の 風の線路


7.青春のたまり場

作詞:阿久悠
作曲:杉本眞人

純愛がぶつかれば 時に傷つけ
そのあとで悔いながら 泣いて詫びたり
かけがえのない時代 ともに過した
あの店も今月で 閉めるそうです

もう誰も希望など 語らなくなり
カサカサに乾いた 街は汚れて
青春のたまり場も 閑古鳥鳴き
マスターも苦笑い 見せるだけです

もう一度
あの場所で逢いませんか
泣きながら
さよならを言いませんか
La La La La… La La La La…

結ばれた人もおり 別れた人も
夢破れ 酒を飲み 荒んだ人も
夜明けまでただひとり 踊った人も
どれもみな青春の ひとコマですね

今はもうそれぞれが 人生おくり
ふり返ることさえも めずらしくなり
色褪せた想い出と わかっていても
この手紙どうしても おとどけします

もう一度
あの時代(とき)と 逢いませんか
マスターに
ありがとう言いませんか
La La La La… La La La La…
もう一度
あの場所で逢いませんか
泣きながら
さよならを言いませんか
La La La La… La La La La…


8.センチメンタル・ゲイ・ブルース

作詞:最首としみつ
作曲:杉本眞人

あたしが男を知ったのは
おんなを知った日から まだ3日目の夜
場末の酒場で むせていた あたしを介抱してくれた GIジョー
熱い嵐が身体を走り 気づいたところは安ホテル
小ちゃな窓のガラス越しに 路面電車の青い花火が散った
ラーララララー ラーララララー

あたしが男を愛したのは
女に絶望した日から まだ間もない頃
男と男が部屋を借りて それからしばらく幸せだった
ある晩ジョーは大酒飲んで 手当たり次第に あたりをぶち壊す
その日が来たのね あたしのいい人に 真っ黒な頬に 大粒の涙
ルールルルルー ルールルルルー

あたしが街に立ったのは
ベトナムが終わってから しばらく過ぎた頃
寂しさまぎらす化粧もいつか ルージュをひく手つきも 女を越えた
あたしに弱みがあるなら それは 化粧を浮かせるひげの剃りあと
毎日3時になると 風呂屋に行って すね毛を剃るのが その日の始まり
ラーララララー ラーララララー

あたしに声をかけたのは
今夜はあんたが最初の男
一本貰うわね ハッカたばこ つまらぬ話を終わらすために
それよりあんたは普通の男 それともあたしのいい人なの
今夜もたたずむ街角に 夜風がしみるよ
センチメンタル・ゲイ・ブルース
今夜もたたずむ街角に 夜風がしみるよ
センチメンタル・ゲイ・ブルース
ルールルルルー ルールルルルー


9.鮨屋で…

作詞:井上千穂
作曲:杉本眞人

小肌を切って 熱燗二合
それと この娘に 中トロサビ抜きで
父と座った 鮨屋のカウンター
ちょっと 大人に なった気がした

あの日 あなたは 少し酔ってた
たくさん食べなよ 好きなもの……
そう言いながら 向けた笑顔は
何故か 寂しく 哀しげだった

父と母との 間のことは
どうなってたか 知る由もない
あの日が そう 最後です
父とは会えない 娘になった……

この春 わたし 結婚します
あの日の 鮨屋で 並んで座りたい
母に 反抗 ばかりの思春期を
ごめんなさいと 言える年齢です

誰に似たのか お酒呑みです
血は争えないねと 言う前に
何言ってんだよ 嬉しそうに
コツンと頭 小突くね きっと

父と母との 間のことは
どちらが悪い 訳でもないと
今なら そう 分かります
少しは わたしも 大人になった……

父と母との 間のことは
元に戻ることは ないでしょうが
それでも ただ 感謝です
わたしは あなたたちの 娘です
わたしは あなたたちの 娘です


10.一時間だけのクリスマス・イヴ

作詞:朝比奈京子
作曲:杉本眞人

今夜はデートでしょ 若い人はいいわね
アパートのおばさんに
冷やかされました
若くもないけれど
今日くらいは見栄張って
おもいっきり おしゃれして でかけよう
Sirent Night ほんとは
ずっと一緒にいたいけど
Sirent Night あの人と
一時間の約束で
二人だけのクリスマス
きっと 雪になるわ

クリスマスイヴの日に
あえるなんて すごいね
無理をしてくれたのね 感謝をしてます
皮肉じゃないからね
いつも あきらめてたから
舞い上がる私を 受け止めて
Sirent Night ほんとよ
一時間で帰ってね
Sirent Night わたしには
夢のようなプレゼント
二人だけのクリスマス
街の明かり綺麗

Sirent Night ほんとは
ずっと一緒にいたいけど
Sirent Night あの人と
一時間の約束で
二人だけのクリスマス
きっと 雪になるわ


11.つつがなく

作詞:麻木しゅん
作曲:杉本眞人

鳴かず飛ばずの 人生も
いいことあったさ ひとつやふたつ
恨んでみても しょうがない
所詮 帰らぬ 夢ばかり
あれも これもと 欲しがらず
今日と云う日を つつがなく
生きてゆけたら それでいい

ずるく生きなきゃ 陽の当たる
場所に出れぬと 知ってはいるが
鏡の中に 映る顔
そいつは駄目だと 言っている
あれも これもと 欲しがらず
今日と云う日を つつがなく
生きてゆけたら それでいい

夢を追いかけ 追いつけぬ
それでも不幸と 思ってないさ
女の膝に 倒れ込み
すべて忘れて 眠ったよ
あれも これもと 欲しがらず
今日と云う日を つつがなく
生きてゆけたら それでいい


12.惚れ神

作詞:阿久悠
作曲:杉本眞人

惚れ神に 会ったよ
そりゃもう 突然だったよ
倒れた俺を 抱き起こし
凍えた耳に 息を吹き込む

惚れなさい 自分を捨てて 惚れなさい
誰かのために 生きなさい
惚れなさい ただ切なさに 惚れなさい
一生一度 泣きなさい

あぁ 惚れ神を俺は信じたよ
あぁ 惚れ神に会えて目が覚めた

惚れ神が いたんだ
この世が 明るくなった
孤独な俺に 寄り添って
夜が明けるまで 歌をうたった

惚れなさい 心をこめて 惚れなさい
捨てられたって いいじゃない
惚れなさい 目立たぬように 惚れなさい
身を震わせて 耐えなさい

あぁ 惚れ神が俺を見てくれる
あぁ 惚れ神と生きる気になった

惚れなさい 涙とともに 惚れなさい
いとしさだけを 守り通して
惚れなさい 去り行くひとも 惚れなさい
しあわせ祈り 酔いなさい

あぁ 惚れ神に俺を預けたよ
あぁ 惚れ神が夢でささやいた


13.元禄花見踊り

作詞:ちあき哲也
作曲:杉本眞人

女がひとり 手酌で呑んで みっともないね
唐紙ごしに ひそひそ 誰の声…
ほろ酔い箸で 来ぬひとの名を お膳に描けば
大川端に 暮六つ 鐘が鳴る
わたし 未練だわ…
ま、いつか
踊っちゃいましょ 吉原ジルバ
どうせ浮世は お花見騒ぎ
エェそうかいな ヤレそうかいな
涙は野暮かいな
地味な紬を ピンクの帯に
今日からさくらと 名乗ります エェ エェ…

忘れろなんて かえって忘れられなくしたわ
上方訛り 流し目 悪い指…
お三味の稽古 心もそぞろ 身が入らない
さっきもバチで お師匠さんに 叩かれた
わたし バカなのね
ま、いっか
パッとやりましょ 吉原マンボ
男断ちなど 元禄遅れ
エェそうかいな ヤレそうかいな
寝床も春かいな
立てた操は もう花吹雪
お耐という名は 棄てました エェ エェ…

ま、いっか
パッとやりましょ 吉原チャチャチャ
どうせ浮世は お花見騒ぎ
エェそうかいな ヤレそうかいな
踊らにゃ損かいな
可愛い陰間と 絵日傘さして
ハッピー ハッピで踊りましょ エェ エェ…


14.恋華草~おれとあたし~

作詞:阿久悠
作曲:杉本眞人

酔いどれて 靴をぬぎ
あなたの 背にもたれ
どこへでも さらってと
泣き泣き いったのに
クシャクシャに たたんだ
コートを枕にさせ
馬鹿いうなよ 無茶いうなよ
おれのこと みそこなうなよ だって

若い日の 年月(としつき)は
あまりに 早過ぎて
未来など 考える
時間も なかったわ
ボロボロになるのは
みじめと泣いていたら
馬鹿いうなよ 無茶いうなよ
おれのこと みそこなうなよ だって

恋の花 一つだけ
ようやく 咲いたから
いいことも あるでしょう
小さな ことならば
ふらふらで 歩いた
二人を嘲(わら)ってたら
馬鹿いうなよ 無茶いうなよ
おれのこと みそこなうなよ だって

馬鹿いうなよ 無茶いうなよ
おれのこと みそこなうなよ だって